DXの基本についての振り返り これまで2回にわたって、DXの基本を整理してきました。前々回の「DXの定義」では、「DXとは、デジタルが前提の社会に適応して生き残るために、会社を作り変えること」だと述べました。 インターネ …
先週のブログ「DXの定義」で、DXは「業績の改善や向上のために、デジタル技術を使うこと」ではなく、「デジタルが前提の社会に適応して生き残るために、会社を作り変えること」だと述べました。前者が「デジタル化」ということになり …
「DXの定義を教えて欲しい。」 DXについての講義や講演を前に、何を知りたいかを聞くと、このようなコメントをいただくことがある。ただ、言葉の定義を知ったところで、その言葉が登場した背景にある歴史的あるいは社会的必然や、当 …
「自分たちのこの取り組みは、DXに当てはまるのでしょうか。」 このようなご相談を頂くことがあるのだが、失礼ながら、そんなことはどうでもいい話ではないかと思ってしまう。いまの自分たちが於かれている状況を正しく理解し、何が存 …
上から見れば激流が渦巻く川も、川底の水は蕩々と流れている。デジタルのトレンドもまた、表層だけを見れば、激流である。しかし、その深層の流れは蕩々としており、そこから、なぜ表層の激流が起こっているかが分かるし、表層と深層を行 …
センスとは、「ふさわしい状態を作れる能力」であると、前回のブログで、申し上げました。 営業センスは知識力 〜営業センスを磨くための基本動作〜 提案資料のセンスの良さは、中身がしっかり詰まっていることではなく、伝えたいこと …
「あの人の服装は、流行にこびないセンスのよさがあるよね」 「あの人の選ぶ店は、いつも間違えない。本当にセンスがあるよね」 「あの人は、いつもセンスのいい文房具を持っているなぁ」 そんなセンスのいい人がいるものです。同様に …
「どうすれば、社員に危機感を持たせ、変革に積極的に取り組ませることができるでしょうか?」 ある経営者から、このような愚痴とも、相談とも言えないお話を伺いました。 「まずは、ご自身を変革されてはどうでしょうか。自分の行動を …
これまでデジタル技術は、既存を改善することに貢献してきました。つまり、人間が働くことを前提に作られたビジネス・プロセスやビジネス・モデルの効率や利便性の向上を支援することに重点が置かれてきたわけです。つまり、価値を生みだ …
企業は当然のこととして、売上や利益を伸ばすことを目指してきました。DXもまた、そのための取り組みであると考えている人たちも多いように思います。このように考えるのは、「経済成長は無際限に続く」という暗黙の了解が、あるからか …