「自分たちのこの取り組みは、DXに当てはまるのでしょうか。」 このようなご相談を頂くことがあるのだが、失礼ながら、そんなことはどうでもいい話ではないかと思ってしまう。いまの自分たちが於かれている状況を正しく理解し、何が存 …
上から見れば激流が渦巻く川も、川底の水は蕩々と流れている。デジタルのトレンドもまた、表層だけを見れば、激流である。しかし、その深層の流れは蕩々としており、そこから、なぜ表層の激流が起こっているかが分かるし、表層と深層を行 …
「Armを知っている人は手を上げてください。」 あるSI事業者の4年次営業職のための研修でこんな質問を投げかけた。30名ほどの受講者がいたが、手を上げる人は皆無だった。コンテナ、サーバーレス、マイクロサービスといった言葉 …
「優秀なエンジニアが、この1年で3人辞めてしまいました。来月もまた一人やめる予定です。いったい、どこに問題があるのでしょうか。」 あるSIerの方からこんな話を伺い、私は次のように応えました。 「仕事が楽しくないからでは …
「では、これでいきましょう。」 中期事業計画で、「DXで新たな事業/案件を作り、3年間で売上目標の3割を達成する」との方針が示されました。各事業部門は、これに従って、自分たちのDX戦略を立案することになり、議論の末、それ …
センスとは、「ふさわしい状態を作れる能力」であると、前回のブログで、申し上げました。 営業センスは知識力 〜営業センスを磨くための基本動作〜 提案資料のセンスの良さは、中身がしっかり詰まっていることではなく、伝えたいこと …
「あの人の服装は、流行にこびないセンスのよさがあるよね」 「あの人の選ぶ店は、いつも間違えない。本当にセンスがあるよね」 「あの人は、いつもセンスのいい文房具を持っているなぁ」 そんなセンスのいい人がいるものです。同様に …
「どうすれば、社員に危機感を持たせ、変革に積極的に取り組ませることができるでしょうか?」 ある経営者から、このような愚痴とも、相談とも言えないお話を伺いました。 「まずは、ご自身を変革されてはどうでしょうか。自分の行動を …
これまでデジタル技術は、既存を改善することに貢献してきました。つまり、人間が働くことを前提に作られたビジネス・プロセスやビジネス・モデルの効率や利便性の向上を支援することに重点が置かれてきたわけです。つまり、価値を生みだ …
企業は当然のこととして、売上や利益を伸ばすことを目指してきました。DXもまた、そのための取り組みであると考えている人たちも多いように思います。このように考えるのは、「経済成長は無際限に続く」という暗黙の了解が、あるからか …