世の中の風潮に煽られ、ユーザー企業は、「DX本部」や「DX推進室」といったDX推進組織を立ち上げ、DXの実践に躍起になっています。 彼らは、事業部門に声をかけ、「DXできそうなことはないでしょうか?」、「もしテーマがあれ …
デジタル・ビジネス、デジタル戦略、デジタル・トランスフォーメーションなど、「デジタル」という言葉を目にしない日はありません。しかし、なぜこれほどまでに、デジタルという言葉が注目されているのでしょうか。それには、3つの理由 …
「産業人の使命は貧乏の克服である。(中略)水道の水の如く、物資を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎し、この世に極楽楽土を建設する事が出来るのである。」 パナソニック(旧・松 …
「どうすれば、上司や経営者の考えや行動を変えさせることができるでしょうか?」 DXやビジネス戦略についての講義や講演をすると、このような質問を頂くことがあります。 「DXとは、変化に俊敏に対応するために、デジタルを前提に …
Web3本が炎上した。読んでみると、大筋間違ってはいないように思う。ただ、これまでの常識を否定する新しい概念を、前提知識のない人たちにどう伝えるかの難しさから、結果として、無理な表現を使ってしまったようにも見える。それが …
「社会環境が複雑性を増し将来の予測が困難な状況」 いま、私たちがおかれているこのような状況を「VUCA(ブーカ)」と呼びます。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑 …
DXの難しさの理由は、既存事業が存在することです。実績を重ねた既存事業を変えることへの様々な抵抗が、DX実践の足かせになっています。 しかし、デジタルを前提に圧倒的なスピードを武器に、業界の枠を越えて、新たな競争原理を持 …
DXとは、何をすることなのか いまだ、そんな議論をしている企業も多いのではないでしょうか。たぶん、その背景にあるのは、既存の事業や組織のしがらみであろうと思います。 DXの本質は、「変化に俊敏に対応できる企業に変わること …
「悪貨は良貨を駆逐する」 「グレシャムの法則」として有名なこの言葉は、16世紀のイギリス国王財政顧問トーマス・グレシャムが、1560年にエリザベス1世に対し「イギリスの良貨が外国に流出する原因は貨幣改悪のためである」と進 …
DXについては様々な定義や解釈がなされていますが、概ね「社会や経済の視点/社会現象」と「経営や事業の視点/企業文化や体質の変革」の2つに区分できるでしょう。 「社会や経済の視点/社会現象」としてのDXとは、2004年、ス …