先週のブログで、日本のITベンダーにアジャイル開発が根付かないのは、「ソフトウェア工学」を学ばせていないからだと申し上げた。この背景には、「工数需要に対応できる人材」を育てることが目的となっていることがある。仕様に従いコ …
仕様が決められないとか、仕様書通り作っても、できあがったときにはもう使えないというようなことが、しばしば起こるようになりました。 かつてユーザーは社内に限定され、定められた事務処理プロセスをこなす情報システムを作っていれ …
最近、地方のITベンダーの経営者の方と話す機会が増えています。そのきっかけは、ITの最新動向を社員に学ばせたいので、研修をお願いしたいというご相談です。 「はい、分かりました。スケジュールはいつがよろしいですか?」 この …
新著・【図解】これ1枚でわかる最新ITトレンド・改訂第5版が本日より発売になります。 執筆開始からおよそ半年、もっと早く書けるかとも思っていたのですが、書きながらあっち行ったりこっち行ったりを繰り返し、480ページに落ち …
SI事業者の工数ビジネスの需要拡大は、もはや見通せない状況となりました。その背景にあるのは、生成AIを活かした開発支援ツールの登場による開発生産性の大幅な向上とクラウド・サービスの充実によるITシステム実現の方法の変化で …
「あの方は確かに経験も豊富でマネージャーとしては申し分ありません。しかし、うちのCIOをお願いするには適格者ではありませんでした。」 製造業の経営者からこんな話を伺った。 彼の会社は自社のデジタル戦略を推進するために、I …
「納得いかないことって、ありますよね。そういうことも、やるべきなんですか?」 「AIでプログラムを書けるのに、プログラミングを学ぶ必要があるのでしょうか?」 「XXXは難しいのでしょうか。どこから学んでいけばいいのでしょ …
ITベンダー/SI事業者の「DXの実践」は、2つの視点で捉えなくてはなりません。ひとつは、「お客様のDXの実践を支援する」こと、もうひとつは、「自分たちがDXを実践する」ことです。 お客様のDXの実践を支援する まず、理 …
前回の記事で、次のように述べました。 「ITシステムを作る」ための自動装置の歯車という役割から脱しなくてはなりません。」 この意味するところは、「ITシステムを作る」ことに関わるマーケットから、新しいマーケットへと、自分 …
従来のIT/SIビジネスの前提が変わろうとしている 売上増や利益を増やす、顧客の満足度を高める、経費を削減する。このような事業目的を達成するためにITシステムは作られます。しかし、事業目的は、お客様に委ね、ITシステムを …